15杯目— レモン20倍のビタミンC! 柿の葉茶

「柿が赤くなると、医者が青くなる」と言われるように、

柿の果実の栄養価が豊富なことは有名ですよね。

ところが、その葉を使用した「柿の葉茶」となると…

あまり聞き馴染みがないかもしれません。

このコラムではこれまでたくさんの健康茶をご紹介してきましたが、

柿の葉の“ビタミンC”は、お茶の中でもトップクラス。

戦前は「秘薬」とも言われていたそうなんです。

この知られざる「柿の葉茶」が、今回の主役です。

 

風邪の予防にうってつけの健康茶。

 

柿の木の歴史はとても古く、弥生時代にまでさかのぼります。桃や梅とともに朝鮮半島から持ちこまれ、奈良時代には収穫目的の栽培が開始されたそうです。柿の果実の栄養価は高く、なかでも渋柿を発酵させた「柿渋(かきしぶ)」は、高血圧症に有効な民間薬として知られています。

この柿の若葉を煎じたものが、「柿の葉茶」。これが、風邪の予防にうってつけの健康茶となるのです。柿の葉の有効成分といえば、何といっても豊富なビタミンC!葉に含まれる量は6月〜9月にもっとも多くなるそうですが、その量はホウレンソウの10倍、なんとレモンの20倍にもなるとか。これは驚異的な量ですよね。

通常、私たちが1日に必要なビタミンCの摂取量は50mgとされていますが、10gもの柿の葉にはなんと100mgのビタミンCが含まれているのです。

前回のコラムでもお伝えしたように、ビタミンCは熱に弱い成分ですが、柿の葉のビタミンCは、“プロビタミンC”という熱に強い成分のため、効率よく体内ではたらいてくれるのです。ほかにも解熱や抗菌などの作用を持っていて、風邪の予防だけでなく、改善にもいいとされる優秀な健康茶です。

 

 

 

夏のダメージにも一役買ってくれる柿の葉茶を作ってみよう。

 

本格的な秋の到来も間近。夏の間に紫外線を浴びた肌は、ダメージも大きく、トラブルを起こしがち。季節の変わり目で体調も崩しやすいですよね。昔から親しまれてきた季節の果物を使用したお茶をとりいれると、身体にも心にもうるおいをもたらしてくれるはずです。

 

薄い琥珀色をした柿の葉茶は、くせも少なく、風味豊か。ノンカフェインで、ビタミン、ポリフェノールも豊富。ほんのり甘くてまろやかで、とても飲みやすいお茶なんです。この時季は、まだ冷蔵庫で冷やして飲むのもいいかもしれませんね。

<柿の葉茶の作り方>
(1)陽当たりの良い場所の柿の葉を採取(時間は午前11時〜午後1時の間で)
(2)晴れた日に2〜3日間陰干しする
(3)葉は主脈を切り、包丁で3mmほどに刻む
(4)蒸し器に水を入れ、湯気が充分たってくるまで沸騰させる
(5)セイロを下ろして蒸し柿を敷き、柿の葉を入れる
(6)蒸し布に包んでフタをして1分半蒸す
(7)ザルにうつし、うちわで30秒あおぎ、葉にたまった水滴を蒸発させる
(ビタミンCが水滴に溶けて落下するのを防ぐため)
(8)日陰で干して、完全に乾けばできあがり
(9)密封できる茶筒で保存
(10)急須やティーポットに柿の葉を入れて熱湯を注げば、
10分〜15分くらいで飲めるようになります。
お茶の色が出るうちは2〜3度飲むことができます。

 

 

健康茶は、1度にたくさん飲むより、こまめに飲むのがおすすめ。

マイボトルに入れて持ち歩けば、オフィスのデスクなどでも

気軽に「健康」チャージできちゃいますよ。