10杯目—飲みやすくておいしい!“穀物茶”ってどんなお茶? 

3月のTea Break

前回のコラムでは、

おもに「高血圧」の話をしました。

「お茶で血圧が下がった」という声もあるように、

実は、選び方次第で健康維持におすすめのお茶があります。

具体的にどんなお茶があるのでしょうか。

 

女性にやさしい“とうきび”茶

小麦、米と並ぶ世界三大穀物のひとつ。

日本における「トウモロコシ」の歴史は、ポルトガル人宣教師によってまず長崎に種が持ち込まれたのがはじまりと言われています。その後、オランダ医学を取り入れたことで、江戸時代には薬として用いられるようになったそうです。

「とうきび茶」の特徴といえば、ふわっと香る香ばしさとほのかな甘み。特に韓国では日本の麦茶のようにポピュラーな飲み物で、お水代わりによく愛飲されています。「とうきび茶」は、「とうもろこし茶」「コーン茶」とも言われますね。

乾燥させた果実を煎ったものをお茶にするのが一般的。カリウム、リノール酸、食物繊維、鉄分などさまざまな有効成分が含まれています。なかでも「カリウム」「リノール酸」には血圧を下げる作用があり、血圧の高い方がよく口にするお茶として知られています。

 

血液をつくるために欠かせない鉄分が豊富なため、貧血予防にもいい健康茶。たとえば一般的なお茶には鉄分の吸収を阻害する「タンニン」が多く含まれているので、貧血気味の方は量を控えた方がいいと言われています。

 

ですが、とうきび茶は、無タンニン・高鉄分のため、貧血気味の方や、鉄分が不足しがちな妊娠中の女性も安心して飲めます。

 

とうきび茶は、果実とヒゲのどちらも飲むことができます。このヒゲ部分は、「南蛮毛(なんばんもう)」と呼ばれる漢方薬で、こちらも血圧降下のほか、糖尿病の方にもおすすめです。

ヒゲ茶は腎臓病や胆炎、むくみや黄疸に威力を発揮してくれます。

 

貧血対策、むくみ予防など、女性に嬉しい美容や健康維持が期待できるとうきび茶。

お水代わりに毎日飲んでみるのはいかがでしょうか。

 

※健康茶は薬ではありません。短期間で劇的な変化があるものではないので、長い間、適量を飲み続けることが大切です。